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アムステルダム(アンネフランクの家)オランダ

4月26日キャンプ延泊

今朝トラム1日乗車券を買い 乗り継いで西教会の近くて降りた。
にわかに信じがたかったが ここからアンネフランクの家まで行列が続いていたのだ。 
世界中から人々がやってくる場所で 入場が限られているのもあって かなり待たされるとは聞いていたがこれほどまでかと正直驚いた。
事前予約は当の昔に売切れで 何週間前に4月26日9時に予約できる人がどのくらいいるのだろう。

最後尾に並んでいる白人夫婦のおばさんに確認し その後ろに並ぶ。 
感じの良いのは最初だけで 冷たい風雨のため 何が気に入らないのか矛先がアジア人の私に向き始めた。
私はただおとなしく待っているだけで そのうち前のおじさんと後ろのおじさんがイギリス人同士ということもあり4人で楽しそうに会話を始めたので お先にどうぞとジェスチャ-すると 後ろのおばさんは〝構わないわよ〟と笑顔で言い 前のおばさんは目を細め睨みつけ ついでに前のおじさんもジッと見下ろしてくる。
どうやら前のカップルは嫌悪的 後ろのカップルは好意的らしい。 

ようやく1時間程で西教会の側面にたどり着いた。 
何が良かったと言えば 雨は仕方ないとしても 横からの風雨がなくなったので温かく感じたことだ。
そのうちアンネフランクの家のWIFIが使えるのがわかり(ここだけ5人でどうのこうの)ネットサーフで時間潰し。
ほっといてくれたらいいのに 前のおばさんのイヤミにお返事し(マギ-スミスに見えてきた) 後ろのおばさんの英語が最初わからなかったので聞き直し返答すると〝その通りだわ〟と言って彼女は目を逸らした。

2時間半ほどで中に入ることができた。
前のおばさんは腕で私を遮ると〝イングリッシュフォ〟といって係員からパンフレットを貰い 前のおじさんはアンネに会えるアンネに会えると言って嘲笑。

私は一歩下がってこう思った。
〝ロンドン塔のナイトツア-とお間違いじゃないのかしら。アレだから困るのよイギリス人は。一度マナーでもお勉強したらいかがかしらねぇ〟

私はカバンを預けるとエントランスのベンチにしばらく座った。 中はあったかいなぁと言って 雰囲気で流し観るだけでは良くないと思えたからだ。
以前カウナスの杉原千畝博物館では生き残ったユダヤ人について知ったが ここでは全く違う生き方について知らなければならないだろう。
どちらとも重い現実であるのは確かであっても こちらの方がより重く感じるはずだ。

入口から居住者の紹介 家の模型で現在地と隠し部屋 それから隠し部屋に入る。
意図して空っぽにしてあるフランク一家の部屋 壁にアンネが張ったプロマイドや雑誌の切り抜きなどから少女というより少し大人っぽさを感じた。 
そこからもう一家族とアンネの初恋の人の部屋に続く。 唯一外を覗えるのは天井の小さな窓だけで その日の天気と隣の教会の鐘の音と鳥くらいのものだっただろう。

徐々に来訪者の心にも何らかの負荷がかかり始める。
その後の居住者の紹介 アウシュビッツの映像 そしてアンネの日記 世界中の本などを順におって目にした。

できれば訪れてほしい。
ここで見たものは400万分の1というアンネフランクの現存する全てであり 私なんかが何か形容するよりも実際に見て感じた方がいいにきまっているし 2.3時間嫌な思いをして待っても それ以上の衝撃を持って出てきたからだ。
もちろんユダヤ教徒でなくてもいい。 私は異教徒で ここにはありとあらゆる宗教の信者が毎日訪れているからだ。(新興宗教は関わりがないので知らない)
もし行けないのなら本を読んでほしい。 もし本を買うことができなければネットを見せてもらえばいい。 

私はしばらく放心状態だった。
アンネの家の前に運河があり観光客がボートに乗ったり写真を撮ったり楽しそうだったし しばらく行くと日本のガイドブックを片手にパンケーキの名店で並ぶ人達も見かけたが そんなことはどうでもいいとさえ思ったほどだ。
残念ながらアンネフランクの家 アンネの日記帳と日記 ミュージアムで撮った写真は一切残っていない。 本当に残念だ。

まだいくつかチケットが残っているので今日いかなければならない。 明日からはドイツだから。


anne.jpg
アンネフランクの家に続く長蛇の列

(アムステルダム続く)
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