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ロングイヤービエン5日目⑤

6月5日

空港には満身創痍で早めに行く方がいいのか、それとも軽装でギリギリで乗るのがいいのか、どっちの方がストレスが少ないのだろうか。

私は出発ロビーで、食材の残り物をつめただけのサンドイッチとコーヒーを手に、出発時間まで時間を潰していた。
ボーディングタイムを過ぎてから 飛行機が滑走路に入ってきて、そこから乗客たちがタラップから降りてくるのが見えた。 
多分これに乗るんじゃないかな、折り返し便みたいな感じで。

ところがアナウンスが流れて、何か聞き取れないないけど何度も謝っている。
前に座っている人に尋ねてみると、「オスロ直行がトロムソ経由になったから、到着時間が1時間遅れるって。」と教えてくれた。
私が殊の外とても驚いていたので、「(オスロ空港で)乗り継ぎか?」と聞きかれ否定すると、「それならばいい。ベルゲンとストックホルムの乗継ぎの事を言っている。」、要は間に合わないんだ。

ちょっと整理すると、イメージとして北部スピッツベルゲン島から南部オスロまで、一直線にノルウェー国内を降りる感じだ。 
トロムソも北極圏だが この路線の中間地点にある都市で、乗客をドロップ&ピックアップしていこう。(腕まくり的な。)、迷惑な話だ。

話はまだ続く。
隣の座席にアジア系ビジネスマンが座り、彼は流すように英語を話すロシア人で、これからキルケネスに帰ると言っていた。
ノルウェー北部キルケネスは、ロシアから数キロの場所にある最北の町で、沿岸船の終着港でもある。
黒髪ロシア人は「そうだ、そうだ。あのキルケネスだよ。」と言う。
見た目からしてロシア人ステレオタイプで混乱し、ラップランドの端にあるキルケネスに 今日中に帰るといっているので疑い、位置的にノルウェーやフィンランドでもない ロシア領に彼は帰るというので、全部ひっくるめて驚いた。

話はさらに続く。
私はロシア人の黒髪のポマードを見ながら、「えっ、トロムソで降りるの?」と2重に驚いた。
1つ目は、まずスピッツベルゲン島からオスロまで一直線に降り、彼は飛行機を乗り換えて 一気にキルケネスまで行く。 私は大きなV字移動を想像していた。
ところが途中のトロムソで降りて 今日中にキルケネス(越えたロシア領)まで帰れると言うので、私は猜疑心をもって「ない、ない。」(ジト目)
「本当だ。トロムソは信号も無くていいし キルケネスまで車で帰る。」
まるで軽いチェックマーク移動するみたいに言っているが、ラップランドの端から端までなので 私はさらに驚いた。(おそロシア)

2つ目は、トロムソ経由に変更されたと ギリギリになって(搭乗ロビー)から乗客に知らせていることから、オスロ行とトロムソ行は別便という点だ。 隣のロシア人と私のチケットは違うらしい。 
ノルジャンがどうゆうヤリクリをしているのか謎で、定時に飛ばないし トロムソ経由でさらに遅延。 
何だかオスロ損みたいな気がしてきたが、オスロ乗換えが間に合わないベルゲンとストックホルム行は、本当に気の毒だ。
私はロシア人の歯科矯正ワイヤーを見ながら、キルケネスの方が早く着くかもと思った。

窓の外を見ると、離島の地形がくっきりと見え 我々が島を発ったことがわかった。
雪と空の色合いが幻想的で、ため息が出る。
機内の暖かさと一連のドタバタで 一気に疲れが出て、トロムソまで小休止。(グォーグォー)

トロムソで乗客が入替わってうるさくなり、またCAが荷物の多い客をチェックしにやってきた。(本日2回目の)
おまえ荷物多いな(金払えみたいな感じの)検査を、彼方こちらの惨状が目に入り(鬼ー鬼ーっ。) 私もテントとマットを座席下に移動させ、(まるで血の匂いを嗅ぎわける野生動物の様な)CAが通り過ぎるまで息をとめた。(震)
オスロに到着し 今回の旅でのエア移動も終了した。 後はヘルシンキからの帰国便だけになる。

今日のブログの最初に書いていた疑問は、俄然後者の方がいい。
ただ予定通りに到着しなければ、いずれにしてもストレスはたまるだけだ。

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ノルウェー領スボールバル諸島スピッツベルゲン島ロングイヤービエン地域行政府、さようなら。

次回は、6月5日(オスロ)6月6日(ストックホルム)からです。



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2015北欧 | 23:14:24 | トラックバック(0) | コメント(0)
ロングイヤービエン5日目④

6月5日

新型ウイルスというものは、ここまで影響があるものかと驚かされるばかりだ。
ほんの3か月間に、国内外の社会は大きく翻弄されている。
私の生活は変わり様もないが、意外と例年通りに物事が進んでいる大勢の人達も、いたりする。
匙加減か目論見か、知ったところで私にはどうという事もない。

とにかく旅に出たい。
マイルもたまったし 季節も良くなったし、何よりもすっとしたい。
久しぶりに移動について書いたので、この新型ウイルス渦について 現状を把握しておきたい。
まぁ取りあえず、どの国にも行けない。(遠い目。)

ホリデー後の数か月にも関わらず 連日の様に航空会社が破綻していて、私のお気に入りのラタムもついに。(あぁ~。)
今日も南米屈指の男性CA達大手航空会社が一部破綻申請し、つい最近タイ航空もそうだし、終息しても整備の方どうなのかなと心配するが、とにかくバカンスは飛ばすだろうなと、私は思う。

今回の旅で言うならば、スカンジナビアのキャリアで 一番怪しいと思っていたノルジャンだったが、SASもだった。(沈)
今後オスロバンコク直行便はどうなるのだろうか。 他にも腐るほどあるLCCも、アライアンス次第だと思う。

そして大都市なら空港が分散されているので、めんどくさい事も以前あった。
空港移動するのに気づかず 降りた方の空港で(乗る方じゃなく)、 荷物をドロップしてしまい大変なことになった。(割愛。)
ところが今年に入ってから 減便に減便が重なり そのうち残す空港がはっきりしてきて関心したが、他にも空港周辺のニュースをいくつか見て なるほど残る訳だと感心したので、次回は是非利用したいと思っている。

元々ロングイヤービエンは炭鉱の居住地だったが、今は産業が変わって 新しい世代の町になっているし、季節になれば若者達がバイトにやってきたりする。
今も昔も共通する点は仕事目的の人達が多いので、どういう言い方が適当かわからないが、どちらかと言えば新市街に来たような感じがする。
とにかく島民だからといって、温かい人柄 伝統文化 旧市街を想像するのはよくないと思うし、それが再来訪する理由にならない。
新たな産業や建物や居住者達が ツネに入れ替わっているだろうし、何のために行くのかを、我々自身が前もって考える必要がある。

キャンプ場からバックバックを持ってきて 手荷物検査場に行くと、若い太ったブロンドの女が「そんな荷物捨てたら?」とフレンドリーに言ってきて、カバンの中身をポイポイ出し始め 内ポケットの物までビローンと出した。
もう収拾つかないくらいぐちゃぐちゃで、荷物をかき集め脇にはさみ、移動した。

多分、昨日ツアー行く時に クリーンカーで入口ふさいでた女だと思うが、そうでなかったら何人おんねん。(大草原)
後ろの人もやられていて どうも観光客からかっているみたいで、島民ってわからんなと思っていたが、そう言えばキャンプ場の住人のオランダとかドイツの若者達は いつもヒッチで車に乗せてもらっていたが、私とカナダは 連日いや一度も車に乗っけてもらったことがなかった。(終わってたわ笑)


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飛行機薄っすらと。



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2015北欧 | 22:09:47 | トラックバック(0) | コメント(0)
ロングイヤービエン5日目③

6月5日

最近になってから、欧米の所謂意識高い系と言われる若者の間で、電車旅が流行っているそうだ。
環境に対する配慮が主な一因だとテレビで言っていたが、単に電車の方が楽だということもあるだろうと思う。

バルトはバスの方が快適だったが、DBが西欧を網羅しているので、これだけ忙しなく移動を繰り返していれば、待ち時間もなく町中と町中を結ぶ電車が、一番便利だった。
この前もDBと環境少女の記事で ドイツの鉄道会社と書いてあったけど、ドイツの鉄道会社かDBか、スウェーデンDBかスウェーデンの鉄道はドイツの鉄道会社か、彼女がスウェーデンに到着するまでの他国DBかその国の鉄道をドイツの鉄道会社と言っているのか、単にドイツDBか、そこをはっきりしてほしいと思っていたのは、私くらいだと思います。(爆)

私はユーレイルパスとバスの組み合わせでまわりましたが、一回当たり1万円に満たない金額で 時々24時間以上も長距離電車の一等に乗れたので、よかったです。
年齢的に一等しか買えないので、もっと安いユースや2等パスを買うことのできる若者が、とても羨ましい。(欧州のバスについては控えておきましょうか。)

そこに船が加わるのが何とも北欧らしく、SASやフィンエアがナショナルフラッグという事はわかるとして、ノルウェージャンはナショナルフラッグのLCC!って、ちょっとビックリした。
スウェーデンに関しては、飛行機と鉄道について一切触れず 船があるってヴァイキングスピリッツね的な感じで、お茶を濁すことにする。

なんだかすっかり忘れてしまったようで、私は元々荷物と移動と宿についてのコミュニケーションを取って、こうやって旅を続けてきたのだ。
この数日間キャンプ場の住人達とのやり取りも、この先は必要ない。

前回のブログで前後に荷物を背負いと書いていましたが、チェックインのバックだけ持っていってから、機内持ち込みの方を取りに戻ったようです。(キャンプサイトに転がってた笑。)
とにかく土手が急すぎてドン引きですよ。(コソッ。)

旅に荷物用秤を持って行っていたが、まったく使ってなかった。
それでも大体わかるもので、チェックインカウンターで計ったら2㎏オーバーで、その場で1キロ減らし 残りの1キロは超過支払うことにした。
ところがグラウンドがダメだと言って、最後はレジ袋の予備まで取り出して めっちゃ恥ずかしいわ。何か超過なしやったけど。
ふぅ疲れたって、「えっ、ちょっと待って。ロックしてないし荷物流さんといて。」と言うと、笑いながら「ゴメンゴメン。」って、全く油断もすきもない。(憤)

欧州のLCCは 数も路線も腐るほどあって便利なのに、この荷物オプションシステムには慣れることができないし、ついでにアジア系の桟敷席がリクライニングできないのに 前席がリクライニングいっぱいできます席に当たった時の絶望感と めちゃくちゃ狭い数時間の拘束力は、二度と味わいたくない。
安直に言えば、LCC嫌いだけど 使い方を改善してもいいかなといったところだ。
移動の話になると止まらないので、続きは後日アップします。


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ラストシロクマ (ロングイヤービエン空港)



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2015北欧 | 01:24:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
ロングイヤービエン5日目②

6月5日

カイラシュサティアティさんについて、ご存じでしょうか。(過去のブログ)
2014年受賞者で、翌年オスロのノーベル平和賞ミュージアムに 常設していたのを見たので印象に残っている。(日本は会見ラッシュの年だったみたい。)

カイラシュさんは今年に入ってからも色々とあったようだが、ここ最近は新型ウィルスで奔走している。
それもそのはず、彼の母国インドは、今やアジアで一番感染者が多い国になってしまったのだから。(海外では岩手の軌跡が称賛されているみたい。)

PM謝罪の方が早かったが、同じ時期カイラシュさんも PMへの書簡で児童労働者の保護を訴えた。
私があれと思ったのは、彼らの解放と帰還を促すために活動してきたのではないか これでは反対なのではないか、といった点からだ。

日本では報道されていないが、きっかけは職を失った少女が、何百キロと歩くうちに息絶えたという事件があった。
彼女は、一夜にして職を失った何百万人の児童労働者の一人として 故郷に戻る途中だったが、飲まず食わずではもたなかったようだ。
都市部の経営者たちは既に安全な場所に身をおき、皮肉にも児童労働者はこのような形で解放されてしまったが、経営者たちも終息後に 新たな児童労働者をかき集めればいいだけだと思っている。
子供たちにしても、職がないというより食がないのでは生きていけないので、地方への大行列に加わるしかない。

どの世界においても一番弱いところはわかっているし、インド最貧層に順番などまわってくるはずもない事もわかっている。
カイラシュさんにしても、児童労働と生命線を天秤にかける日がくるなど、想像だにしていなかっただろう。
今インドは更なるカオスの渦中にあり、インドの寝息を感じることができる、あの長距離列車3等ですら上の階級のものだし、研究者が自ら製造した治療薬によって命を落としている。
インドは出口すら想像できない中にあるが、ふとした時その良心を垣間見ることもある。

今日私は、島に来る前に泊まったオスロ空港のホステルに泊まる。
周りには何もないし 市内の方が何かと便利だが、市内までの交通費が高いのでやめて、明日レイルパスを使って 一気にストックホルムまで行き、この間にノルウェーからスウェーデンの国境もこえる。

ロングイヤービエンキャンプ場ともお別れで、テントをしまう。
すると昨夜やってきたフィンランド人のおばさんが声をかけてきて、本当にしつこくボートツアーについて質問してきた。
とにかくノルジャンの受託荷物の重量は厳格すぎて、シャレにならないのでグラム単位で落とし込むしかなく、こっちも必死な時を狙ってきた。(草)
失敗したら? 超過払うだけです、はい。

しばらくすると、フランスがやってきた。
「もう行くの?」テント設営撤収は彼の業務なのだろうが、私はほっといても大丈夫だとわかっているので、少し話をして「世話になった。達者でな。ありがとう。」と別れた。

それでもフィンおばさんはしつこくて、私に対する質問から フィンランド紹介に話が変わっていった。(わざと。)
とにかく高速船ツアーに関しても話していないし フィンランドに行く事も誰にも話していなかったし、このフィン人おばさん達とも一言も話したことがなかった。
まるで邪魔するようにやってきて、おかげでワイヤーロックキーを落としたので 返してほしいくらいだ。

邪魔なフィン人を無視する訓練をして、小屋に入るとフィン人同士かたまって私は解放され、トイレに行くと例のドイツ女がニタニタといて 出ると別のドイツ人が股間の下着を直していて 出口でスタッフのドイツ人女がフランスと話をしていた。
ドイツに関わると、最後嫌な思いをするという事を 長年修行で学んでいるので、相手せず全員無視した。

私は外においた40㎏超えのバックパックを前後に担ぎ、急こう配の土手を登って空港に向かった。

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ラグーン側標識 (ある意味注意喚起)


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2015北欧 | 12:46:39 | トラックバック(0) | コメント(0)
ロングイヤービエン5日目①

6月5日

キャンプ場でライフルの話を普通にしていたので、私はてっきり観光客でも所持できるのかと思っていたが、観光客はライフル所持出来ないそうです。

という事は居住者のみ持てるという事で、キャンプ場キングのオランダが持っていて、リーダーシップ指南書を熟読しているカナダが、持っていない理由を今さらながら気がついた。
それならそうと早く言えばいいのに、いつもライフルを借るとばかり言って、いつも私をイライラさせた。(権利ないやんっ。)
しかも二人が仲悪いのもわかったが、今さらどうでもいいし。(爆)

ジャージ少年は、ライフルを借りてきていた。
彼の角刈りと昭和風ジャージの野暮ったさから、私はずっと国籍が気になっていたものの 最後まで聞かなかった。(謎)
ノルウェー本土から来ていたとしても 彼がノルウェージャンとは限らないし、そんな感じが全くしなかった。 
ただ見た目だけではなく、彼が空港からキャリーケースを手に土手を降りてきた所から、他の少年と違っていた。

この高級リゾート島(笑)で、地図を持っている人に会うなんて、これっぽっちも思っていなかった。
地図を指さしながらワクワク感が止まらない様子の彼に「私は途中まで行ったけど、アイゼンがなくて引き返したの。残念だったけど雪だから仕方ない。アイゼン持ってる?」と言うと、彼は「アイゼン?持ってない。君の(アイゼン)貸して。」みたいな感じで言ってきたが、私はもうすぐ発つ。

「ちょっと難しいかも、頂上いくにはアイゼンいるよ。」と言うと、彼は思った以上にがっかりしていた。
彼が誘った連れもいる手前「私も途中までだったけど、それでも景色よかったから。」、カナダも気を使って「こっちからもいい景色見れるよ。」と、もはや山ではない。(笑)
そう私もカナダも高台どまりなんだ。

今は世代や主産業も変わり、お互い情報や助言などは必要ない。
ブーマーとか何ハラとか言われて迷惑がられるし、本当に必要ならネットで探せばいいし、私もそうしている。
ただアイゼンだけは何故か譲れなくて、その時は私も大げさだったかなと思っていたが、先日もスニーカーで積雪に入って滑落した人も国内にいたのだから、今回は許せる範囲にしておくとしても 他では絶対黙っている。

彼は深く落ち込んでいたので、とにかく私が知りうる情報全てと代替案いくつかを言った。
そのうち今日中に頂上に登るだろうという認識(少年と連れ)で、ドイツ人のおじさんやカナダも加わり、黙って私の話を聞いていた。 
有難い事に連れの人達もアイゼンは必要だと思っていたと思うし、ライフルを背負って自転車で少年が、開店時間に合わせて飛び出して行ったのも見かけた。

最初は私も、さぁどうする?と思っていたが、思った通り稀に見る少年だった。
直感的に山どう?と声かけたかったし、アイゼンがあれば地図とライフルを持って、毎日探検できる。
何だかその後の展開が気になって、あと2、3日延泊しようかなと思ったくらいだった。
私はいっぱい話したが、(エベレスト街道とかで)ポンコツな事や そこの裏山の往復所要時間を、かなり盛っていたことは言わなかった。(草)

私はカナダと握手をして「良い旅を。」と言い、ドイツ人のおじさんに軽く挨拶し、まだ悔しそうにしているジャージ少年には、黙って心の中で威勢の良い言葉をかけていた。
そしてもう一人、オランダ人にも挨拶した。(悔しいですっ。)
彼は珍しくダイニングで朝食をとっていて、今日は休日でどこかに出かける様子で、「遅れないでね。楽しんできてね。」と彼に言ってドイツ人ガールズ達は消えて行ったが、私と入替の便で別のドイツ人ガールズが、またやってくるだろう。
これだけのドイツの中で 錬金術には驚かないし、これだけ白人だけで後日アジア人が来る度ごとに 私も頭数に加えられても、発った後なので意味がない。

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キャンプ場のメインビルディング的な。



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2015北欧 | 20:23:20 | トラックバック(0) | コメント(0)
ロングイヤービエン4日目⑪

6月4日と5日

いつだったか、フランスが言っていた。
「極夜の時は、空港からラグーンまでが行動範囲だ。」と、ほんの数百メートルの間だ。
炭鉱時代も賑わっていたと思うが、観光や調査を主産業としている今は、白夜の季節になると人口の1.5倍の観光客が押し寄せる。

エアは日によって変動するので明記できないが、グリーンランドよりはかなり安い。 
私が乗ったのが LCCのノルジャンだったから安かったのかもしれないし、他社の値段とサービスは 若干高くなるのかもしれないし、これを読んで サービスのところで反応する人もいるかもしれない。(草)

ホテルのランクもあるが 1室1万~3万くらい(泊)で、同じホテルだったとしても日によって変動する。 
ホテルが絶対数足りているとは思えないのは、キャパを制限しているのかもしれないし すぐに団体でうまってしまうのかもしれない。

パッケージツアーなら 旅行会社にやってもらえるとして、個人なら フライトによって滞在日数が変わってくるので、気をつけなければならない。
例えば一週間後のフライトを予約できたとして、往復数万、ホテル代10万(1人)、食費数万円、ツアー4万(1日)。

私の場合フライトは行きの4日後に往復3万円でおさえられたが、ホテルは3万円(泊)からしか残ってなかった。 反対にフライトが高くて、ホテルが安かった人もいるだろう。
総じてフライトが往復3、4日間なら、すぐにおさえたほうがいい。
ホテルが高くても食事付きのところもあるし、単純に1日で食費1万円、ツアー代4万だから、滞在日数が増えるとお金がかかる。
それに白熊がいるので、町以外に行くときにはガイドを雇わなければならないし、もともと炭鉱の島なので、ちょっとしたアトラクションもない。

我々キャンプの住人は、空港からタクシーを使わず土手を滑り降り 1泊1500円×日数分を前金で支払い、オランダのやわらかい笑顔で歓迎を受けた後に、フランスからペグのトンカチを借りてテントを設営する。
私はホテルが取れずキャンプ場に決めた時は震えたし、初日スーパーで散財して テントの中で白い灰になったりもしたが、ツアーは時間を短縮したおかげで(高速船)半額だったし ミュージアムやギャラリーも町に行くとき立ち寄れた。

目の前のラグン(野鳥営巣地)も、街からだとガイド付きでやってくるかもしれないが、キャンプ場のイギリス人カップルは 時々ベンチに腰かけている。
ドイツ達は連日ツアーに参加しているが、ネイキッドビーチやキャンプ場の広い敷地を走りまくっていた。
いつもカナダはまだライフル借りてないと言って なしで出かけているし、ツアーに参加したのを見たことがない。
過ごし方は、人それぞれだ。

カナダとジャージの少年が 8時頃には発つと言っていたので、私は7時ごろダイニングに行った。
しばらくすると洗濯ネットに入れた食材を引きづりながらカナダがやってきて、「フライト何時?」とか、今日の予定なんか話していた。
すると足の長いジャージ少年がやってきて、 ドイツ人のティーンズ親子を裏山に誘っていたらしく そこにカナダも加わり、皆で策を練っているようだったが、私は帰るので参加しなかった。

そのあと少年に「山いくの?」と聞くと 前のめりで「君もいくか?」と聞かれ、私はフライトがあると断ったが「どこの山?」と聞くと、彼は地図を広げ指をさした。「1050m!」
似て非なるものとはよく言ったもので、なかなか見かけないタイプの少年だった。

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なんか極地っぽい。



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旅行 | 22:21:14 | トラックバック(0) | コメント(0)
ロングイヤービエン4日目⑩

6月4日と5日

トイレットペーパーやマスク不足で、小売の業績と株は好調だったようで何よりですが、ここ最近の謎のマスク大放出についても、前もって知らせて頂きたい。
おかげでマスク作り始めたばかりで、どうすんねん不織布の在庫あまったら、と思っている一視聴者のお悩みでした。(草)

ダイニングの様子がゴチャゴチャしているので、少し分けて書きます。
カナダはリーダーシップに関する指南書を熟読していて、時々謎めいた事や皮肉めいたことを言ったりしてきたが、よくわからなかった。(爆)
あれだけドイツ女達にドン引きされ、つい先日やってきたイギリス人カップルから冷遇され、一日で日本の四季を体現するアジア女と食事を共にしている。

「どうして君は旅をしているのか?」とカナダが聞いてきて、それらしい事と「国境は必ず陸路で行く事にしているから、明日オスロに1泊してから電車でストックホルムに行く。」と言った。
すると後ろで食事をしていたイギリス人カップルの女が「可笑しいわね。」と、上品に大笑いした。

ドラマ大草原の小さな家に登場するネリーオルソンそっくりな女は、短い前髪のカールまで同じで、これがローラインガルスなら迷わずラグーンにつき落とし、鳥の総攻撃でネリーをギャフンと言わせていたと思うが、アジア人は後でちょっと嫌味を返しただけだ。
リーダーシップ本から覗く目の前のカナダ人の鋭いまなざしと、彼の右肩に見え隠れする背後霊の様なドイツ女が、ニタニタと笑って、こちらを見てくる。(ハ-イ、ジョージ!)
英独は大義名分でやっているかもしれないが、間のアジア人には一度も大義名分など与えられたこともないし 彼女らを満足させられる事もないので、いい加減に別の実験台を探した方がいいと思う。(笑)

足が脇から生えているようなジャージ少年が入ってきた。
「明日は何時に起きますか?朝食は7時半、では8時に出発しましょう。」とカナダに話し、「何でもオーガナイズするわねぇ。」と私が言って、彼が勘違いしない様に「いいの。それがいいの。」と付け加えた。
明日カナダと裏山に登るらしく、ジャージ少年は既にライフルを調達していた。
これだけ食事を共にして 一度もカナダと出かけたことは申し訳なかったが、これも彼の良さだと思っている。

そんな彼も一度だけ自我を出したことがあった。 
私の滞在日数よりも多い事を言ってきて、大げさに言わず私はそのまま受けた。
彼の持ち物は野暮ったく、オーガニックのドライフーズも食事とは思えなかったし 見た目に彼といると恥ずかしいという気持ちが、正直私自身あったのだろうと思う。
日本より以前に社会問題が深刻であったり、今年になってから遺伝子組換昆虫による作物(感染症も)の問題もあるが、いつなんどきもカナダは大丈夫だと思うし 色々教えてもらっておけばよかったと思っている。

カナダは今まで島で職を探していたと思っていたが、本当はキャンプ場の仕事につきたかったのかもしれないし 決まっていたのかもしれない。
節約が半端なかったり よくキャンプの住人に声をかけていたりして、ただフランスとは話をしていたが オランダは珍しくカナダを嫌っていた。
夏になれば100人を超えるキャンパーが押し寄せるとフランスが言っていたので、人手はいるだろう。

深夜に空港の方から戻ってきたカナダは砂ぼこりまみれで、急斜面の土手をすべったなと一目でわかった。
「明朝会えるよね。」「えぇ、また明日。」と話し、カナダはブツブツと言ってテントにもぐりこんだ。 私が明日発つのを気にかけていたようだ。
しばらくすると、黄緑パンツだけ履いたドイツ男が走ってきたが、キツネを見かけたときも 翌朝もパンツ一丁で走っていた。 あいつ、何しとんねん。

最後の夜は朧月夜というかおぼろ太陽で幻想的だったが、わけわからんかった。


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裏山にいた鳥


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2015北欧 | 20:54:25 | トラックバック(0) | コメント(0)
ロングイヤービエン4日目⑨

6月4日

物があって満たされる人もいれば、物がない方が満たされる人がいる。
その間は無限大にあるので、それこそが人そのものなのかもしれないし 一定の法則で簡単にデータ化することが可能かもしれない。
大航海時代と今では 求められるニーズは大きく異なるが、人そのものはどれだけ変わったのか 後世にどのように伝えられるのか、と思う。

私がツアーから戻ると、入口の所で若いドイツ人達が タオルを股間にあて全裸で、先に小屋に入っていった。
人間に必要なものは、結局のところ布一枚なのかもしれない。
私が「あら、ドレスアップしてるのね。」と言っても、もちろん無視だった。

ダイニングに行くと、さっきのドイツ女が「あら、ツアーどうだった?」とニタニタと声をかけてきたので、私は「よかった、リフレッシュできたわ。」と返した。
さっきドイツ女は寒くて凍えそうというフリをしておいたのにも関わらず、思った答えが私から返ってこなくて残念と思っていると思うが、さらにドイツは「あら、それはよかったわね。シャワー浴びたから、タオルでも乾かそうかしらねぇ。」と、小芝居で私がシャワーを浴びていない事を言っているようにも思え、お互い腹の探り合いだ。(笑)

しばらくすると、ドイツ女達がタオル姿でバスルームから出てきたので、これはネイキッドビーチに行くなと思って、私は一目散にテントに戻った。
(さっきは見逃したが)ドイツのドイツを見るチャンスだ。
なんか遠くて微妙で、男は全裸 女はタオル巻いたままなので、なんなの?この展開。(そろり、そろり見たいな。)
ドイツ! ドイツ?! ノン、ノンドイツ ドイツ! ノン? ドイツ?見たいな。

色んな所にネイキッドビーチはあるし、楽しみ方も人それぞれだ。
昔カウアイのシークレットビーチで、南米から来た宿の子が 普通に全裸でボディサーフをしていて、これほどの解放感を見たことがなかった。
私は水着だったが、半端ない砂が入るので 彼がうらやましくて仕方なく、さらに前日ドルフィンスイムしたとか言ってきたので、嫉妬した。

私は不完全燃焼のまま(白目)夕食を食べていると、ドイツ達が戻ってきて 早速カナダが例のドイツ女に確認した。「バス(風呂)行ってきたのか?どうだった?」
ドイツ女は「行ってきたわ。ちょっとシャワー浴びただけよ。」と言って、カナダは???だと思うけど、どうも私がシャワー浴びていない事を言っているのは間違いなさそうだ。
今振り返ってみると、タオル巻いてネイキッドビーチに行く人を始めて見たけど それならばと思うところもあるし、シャワーシャワーって何年でもこすればいいけど 彼女変わってる。(笑)
ドイツはおかしな人たちなので、相手にしない方が良いと思った。

カナダは、毎年夏に開催されるレゲエ祭について語っていた。
大規模なものらしく、話を聞いていると一度は行ってみたくなる気分にさせた。
カナダはスマホに入れてある定番の曲を選んで流すと、私的に殺伐とした雰囲気(ドイツ)のダイニングは一変した。
もっと早くかけてくれれば、よかったのに。

絶景を眺めながら、明日帰るのかと少し寂しくも感じた。


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静かな海と高速船じゃない方。


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2015北欧 | 15:04:15 | トラックバック(0) | コメント(0)