おきらく48

5月26日

フロム鉄道がミュールダール駅に到着し 乗客達がホームに降り立つと、周辺の山々は一気に雪景色に変化していて 空気も冷え込んでいました。
ここで多くの観光客が降りたり またやって来たりし、しばらくホームでフロム行きの電車を待ちます。

もちろん往路も復路も内容は全く同じです。
例のごとく韓国人のおばちゃんたちが向かってきましたが、こちらも往路同様ではたまりません。
詳細はあれですが、おばちゃん達が反復横跳びで 通り過ぎていくのを見ました。
ずっとビデオを撮ってくるおじさんもいましたが、一日中靴紐でもなんでも撮っている様な人でしょうから 私はありのまま映りこみました。

ミュールダール駅で多くの乗客が入れ替るので、座席はリセットされます。
往路一緒だった大家族が降りたことを願いつつ 私は座席を探していましたが、幸いにも一つだけ空いているボックス席を見つけました。
そして見覚えのある幼児を発見し、はっと気づいた時には時すでに遅し。
不幸にも、あの家族が往路と同じく前の席にいます。

しばらくすると 通路向こうに座っていたブロンドの若い女一人が、目の前に座ってニヤニヤしています。
たいてい蔑んだ様な視線を向ける友人を伴っていますが、通路向こうの席で白人の女がもう一人、こちらを鬱陶しそうに見ています。

この後の展開について、この女の口から吹き出しがぶら下がっている様です。
必ずと言っていいほど明日の宿や行き先を聞いてきて、翌日行った先でロクな目に合った事がないので、本当に怖いです。
私は白目をむきました。

しばらくして席に戻った女は、観光ポイントに差しかかる度に 必ず友人とコクリと合図し合って立ち上がり、まるでバレーボールのブロックの様に 二人で窓いっぱい塞ぐので、こちらからは何も見えません。
おそらく明日の宿を言わなかった事か白目かに、怒っているのでしょう。

今度は彼女達の後ろに座っているアメリカ人家族が、大声で真後ろに立ってワーワー言いだしました。(→過去の記事)
一度ミュンヘンまでの電車で経験しているので、(→記事の真ん中あたり)
私はリターンし それを受けて配偶者が言い放ったピンボールが車両を駆けまわり、前の大家族の長が牽制をかけてくるといった顛末。
私も、往路でこうして牽制しておけばよかったです。
フロムに着くまで車両は静まり返り、一同ようやく車窓の風景を眺めていました。

フロムに到着すると暖かく まだ昼時でノンビリしていて、私は午前中とのギャップに驚きました。
昼からのツアーまで時間もあるので、一旦キャンプ場に戻って ランチとビールで気分転換し、おまけに寛ぎすぎて 午後のツアーに行くのが 本当めんどうになりました。


flamtrain.jpg
そんなフロム鉄道の旅でした。

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5月26日

(続き)そんな朝のひとときでしたが、フロム鉄道について お話ししようかと思います。
フロム鉄道は、フロム~ミュルダル間のみ運行しています。
ミュールダール駅で、全土カバーのノルウェー鉄道と接続できるので、そこからオスロ方面や ベルゲン(ヴォス)方面の電車、ベルゲン急行などに乗換えることができるようです。

約一時間程の行程で、途中停車駅でショーを見ながら 車窓の景色を眺めます。
時期によって列車の本数や時刻表などは変わりますが、フロム鉄道は駅周辺に民家などはなく 一般的な電車代より高いので、(多分民間の単線鉄道として)観光電車に特化しているのだと思います。

地理的には、簡単に言うとフロムが一番底にあたると言えます。
私は、昨日谷を降り(バス)、今日谷を登ってから降りることになりますので(フロム鉄道往復) 無駄な感じですが、フロムに宿があり ベルゲンやオスロ方面には行かないので、仕方ありません。
一般的な周遊パスは 片道(フロム鉄道)で組まれていると思いますが、鉄道好きなら往復+片道でも、(!!) いいかもしれません。

フロム鉄道も 昨日のバス(スタルハイム渓谷)も、どちらもお勧めですし、宿にいるハイカーたちは この周辺のハイキングコースを周っていると思います。
そこにフィヨルド船が加わるので、フロムが一大観光地として有名なのだと思います。

これは往復2時間程の行程ですが、これまでリセ、ハダン、スタルハイムと見てきたこともあり 少々お腹いっぱいな感じは否めませんが、さらに昼からステガスタイン展望台ツアーを予約し、しかもアウルラン行けなかったよなと後悔までも。

どんどん増えていくばかりですが、今日は韓国人のおばちゃんグループがやけに多く、こちらもどんどん増えていくといった感じです。
フロム軍団は下車し、同じ電車にも別のグループがいて、復路ミュルダールからも別グループが入替で乗ってきて、まるで金太郎飴の様です。
途中駅で伝説の妖精のダンスを見てきた時も、おばちゃんたちは、私に退け退けと困ったものでしたが、中には謝りながら必死で退かそうとする様な、こずるいおばちゃんもいました。


flamrail show
途中駅のショー

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5月26日

フロム観光で有名なフロム鉄道は、観光客に大人気だ。
フィヨルド船を降りた所に駅はあるので、昼から混むだろうなと予想し 早々と9時台の電車に乗ることにした。
今日は大荷物もないし 少し早目に来て最前列で待っているので、昨日の様なカオスはないだろう。(願望)(→過去の記事)

観光電車が到着し 電車から降りてきた大勢の韓国人のおばちゃんたちが、受付の所で記念撮影を始めたので、私はホームにしばらく入れなかった。
既に後ろの人達がどんどん抜かしていくので 私も続いたが、何故かおばちゃんたちは 私にすごい剣幕で怒りだしたり その様子を見て高笑いしたりしてくるので、大勢で入口を塞いで騒いでいるアジュマは、正直どうかしていると思った。
いずれにしても団体客予約の車両もあるので、私達の様な自由席―ズとは感覚的に違うのだろう思う。

私は小走りで ホームから各車両を覗きこみ、空いているボックス席を見つけると 乗りこんだ。
スイスでの一件で 2万円近く無駄にしている事もあって、(→過去の記事) 
少し神経質になっているかもしれないが、諸々な所で気をつけることにしている。
私は別に四人席を独占しようとしている訳ではないし、どんどん乗りこんでくる乗客達が席を見つけ安堵するのと同じだ。 
電車が出発すると、意外にも相席にならなかった。

のんびりと車窓の風景を眺められたのは少しの間で、しばらくすると前のボックス的に座っている3世代白人一家が動き出した。
若い女性は新生児をあやしていたので 私は少し挨拶でもした方がいいかと最初は思っていた。
ところが配偶者らしき若い男性が車両をうろつき、その父親らしく男性がいよいよかとキョロキョロし、そこによちよち歩きの幼児や他の大人達が加わるといった感じで、話しかけたら、たちまち車窓の風景どころではなさそうなのでやめた。

そのうち女はほーれほーれと赤ん坊を私の目の前で揺らし、旦那は車両の出り入りをずっと繰り返し、足元おぼつかない幼児が車両の連結部分を行き来し、他の大人たちも訳の分からない感じで、結局この家族に話しても話さなくても 乗り物酔いしそうだった。

こうなると自由席も指定席も関係ないし、もはや一人旅も団体も関係ない。
昼から混むだろうという予想も 観光客の流れも把握できなくなっているが、今日も長い一日になるだろうなということだけは、間違いなさそう。


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韓国人のおばちゃん達

5月25日

私はフィヨルドを巡りながら、「リンゴの季節には早いから、せめて花だけでもね。」
なんて話を時々話していたものの、実際の花を観賞する機会に出会えていなかった。
というよりも、リンゴの木もリンゴの花も知らなかったのだ。

例のごとく、そんな話をスタッフと話をしていた時、「庭にいっぱいあるからね。ほら、見上げてごらんなさいよ。」と言われ、庭に咲く満開の花を眺めた。
「あぁ、これがリンゴの花なのね。」

私はしばらく頭上のリンゴの花を眺めてから、その後テントを設営したり 洗濯をしたりと、夕方まで忙しく過ごした。

テント場には もう一人白人の女性が本を読んでいたが、お互い話はしていない。
いわゆるウルトラライトの、30リットルそこそこのザックに 全てはいっているのだろうなといった感じだったが、その時私はその発想を全く持ちえていなかった。

洗濯機は一台壊れていたので 白人カップルのハイカーに使い方やら教えていたが、洗たく物の安全について話していたら、「大丈夫、部屋から見えるから。」と言い、洗濯機が見える窓辺に座っていたので 抜け目ないなと思った。(笑)

キッチンはあったが、食器の数よりも棚や引き出しの方が多いといった感じで、一様煮炊きはできるといったところだ。
二階のキッチンとの落差は大きい。ガラス越しにシステムキッチンが見えるものだから、一度トースターを使いにいったら入れなかった。
どうやら上はコンドミィディアムらしく、時々韓国人の若者が出入りしていた。

かたづけと洗濯を終え、久しぶりにお夕飯の買い出しに行くことにした。 (→あの日以来。)
私「いいでしょ?どうしても今夜ほしいのよ、私。」
レジ男「もう遅い。遅いんだよ。」スー。
私「今夜だけ特別。お願いだから。」
レジ男「ダメだ。ダメダメ~。」スー。
私「いいわ、わかった。明日ならいいでしょ?」
レジ男「あぁ、明日来いよ。」スー。
と言って男はビール缶を持っていった。スー。
週末の夕方6時以降、(法律で)酒類は絶対売ってもらえないのよねぇ。

そんなノルウェーでの初めての週末。
水面を見つめ物思いにふけっている時、目の前にある観光案内所兼、鉄道切符売り場兼、土産物屋兼、レストランの中に、フロムビールの醸造所があることを思い出しました。
高いだろうし行くつもりはなかったが、今日は結構がんばったので 奮発することにした。

まぁ一杯が限度だけど、言われるまま3種類の中から選んだ。「じゃあこれにしようかな、ジョッキで。」
お夕飯の買い出ついでに立ち寄っただけなので フロムビールの写真はありませんが、おいしかったです。

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観光案内所兼、鉄道切符売り場兼、土産物屋兼、レストラン兼、フロムビールの醸造所などなど。

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5月25日

ハダンゲルは静かでよかった。
土地柄、天気やお食事処の良し悪しがあったが、今思い起こしてもスタバンゲル~オーレスン間で、一番穏やかに過ごせていたと実感できる。
今日こうして揉みくちゃになって 観光客とフロムにやってきたが、フロムとエイフィヨルドを訪れた順番を逆にした方が良かったかもしれない。
これが後々しわ寄せとなって響いてくるのだから。

フィヨルド船の観光客のルートは二つ。
ひとつは、今朝オスロを出発した日帰り組、もう一つは、昨日オスロを出発してベルゲンで一泊した組。
いずれにしても荷物はオスロにあるか、オスロまでトラックされているかで、観光客は旅行鞄を持たず、船着き場で土産屋やカフェで休憩した後に 目の前の駅から観光列車に乗り、途中継続されたオスロ行きの列車に乗り換えて夜到着する。
どの立場に立っても、ストレスが少ない様に観光パスは組まれているのだ。

そうなると大荷物を背負っている私が大変気になるようで、背負わしてくれと言う人や階段で蹴ってくる人なんかもいて、その度にイチイチ相手をしなければならない。 
とにかく荷物共々100kg以上を階段から落とされては、骨の2,3本といった感じにもなるので、それは抗議しておいた。
宿の場所を確認しておきたかったが、スタッフは日本人の魚女とおしゃべり中といった感じ。

今日の宿はフロムYH兼キャンプ場で、船着き場から徒歩5分とかからない場所にある。
はっきりいって迷うはずもない場所だが そうとも言い切れないので、私は地図を広げた。
その時だった! どうしようもなくお腹が痛い!!
船でトイレに行きそびれてしまい、脂汗が出るほど身体的に追い詰められていたことに 今さら気づいて後悔した。
何もない駐車場で、くの字では治まりそうにないので 前屈!!
私はなぜかヒヒーフーヒヒーフーと繰り返しながら、「あの野郎ども。」と怒りに震えていたが、明日以降観光客を相手してはならないと固く誓った。
ようやく波も治まった瞬間を見て、近くの民家に声をかけたが答えるはずもなく いをけっしてキャンプ場に向かったのだった。

キャンプ場に着くと、船で宿なしだとか言っていた小さいパリジャン男が、「すごい荷物だなぁ!」とからかってきたので、「担いでみたら。」と言ったら断られた。
男は意地悪そうに「ここはユースホステルだが、お前は何の様だ?」と聞いてきて、看板にキャンプ場と書いていないから言っているのだろうと思い、遠回しに貴殿に用はない旨伝え、男も「そうか。俺もだ。」と残念そうだった。
さぞかしアジア人が大荷物を背負って キャンプ場を捜しまわる姿は、滑稽だろう。



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フロムユースホステル兼キャンプ場とリンゴの花

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