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おきらく48


5月29日

オーレスンからでもオスロには行けるが、やはりアンダルスネス経由にしてよかった。
ラウルが思いの他良くて、明日の電車でも この反対側から見られるので楽しみだ。
ひとつ残念だったのは、キャンプ場。
川沿いからの眺望が最高なので 本当に泊まりたかったのに、バスが巡回していないから 微妙に足がない。
私はいよいよウルトラライトについて 真剣に考えなければいけないなと思った。

私は夕飯の買い出しをしてから、宿に戻った。
ロビーに置いてあったアメリカ人の荷物はなくなっていて、さっき彼らに道で会った時 私は受付のおばさんが戻ってきた事を言ったので、多分チェックインしに戻ったのだろう。

キッチンに行くと 庭でおじさんが草刈り機を乗り回しているのが見え、鮭とほうれん草のクリームパスタを食べかけていたら おばさんがやってきて「ペイ」とダイレクトに言ってきた。
私は夕食をそのままに急いで受付に行き、庭から戻ってきたおじさんに支払いを済ませ、明日のバスと電車の時刻を確認すると わざわざバス会社の友人に電話してくれた。
受付は終了し、明日は鍵をバスケットに置いて チェックアウトするだけだ。
あのドイツ女が言っていた、オーナーとの夕食会などあるはずがない。

私はシャワーをすませ 遅れていた日記を部屋で書いていた。
窓から見えるジャガランダの様な花に心底癒され、部屋に誰もいないという解放感と 夜中に誰かくるかもしれないという心構えと どこでも荷物を置けるのに 全て荷物はロッカーにしまい 結局2段ベットからの落下防止用椅子を一つ確保しただけという度量とで、今までどんな旅をしてきたのかを あらためて自分自身で気づいた。
もっと観光や散策と言うよりも 十分に熟睡したかった。

ふんふんっ、ふん? あいつ何作っとんねん。
私は依然韓国人と同居していたので 匂いの元は尾崎豊似の韓国人が作る韓国料理だとわかり、スパイシーな独特のかおりが2階中に充満し 端の私の部屋まで届いた。

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静かなアンダルスネス

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テーマ:ちょっとおでかけ - ジャンル:旅行

5月29日

日記を読んでみると、ほとんどドイツ人の恨みつらみが綴られていて 折角ノルウェーまでいって 何していたのだろうと呆れてしまう。
おかげで、あれやらこれやらで 過去一の長編ブログになってしまった訳だが、年内にはオスロに到着しておきたいという願望を 細やかながら持ち始めたところだ。
それでちょうど帰国まで1カ月残すところとなりキリがいい。(バンザーイバンザーイ!)

ところで、オーレスンのユースで そのドイツ人と話していて違和感があった。
その時は全てウソではないかと感じていたが、今考えるとミレニアム世代は万国共通なのではないかと分析してみた。

宿までの距離、空いていない店、オーナーとの夕食会、部屋の温度、ラウル山系の写真がないなど、思いつくのだけでもこれだけドイツ人は嘘をついている。
これだけでも大概だが、アンダルスネスからのクネクネ道(ヘアピンコース)をやけに押してくるので、私は「それってまだシーズン始まってないでしょ。」と聞くと ドイツ人はそそくさと本をしまったので、嘘じゃなくて 最初から行ってないんじゃないの?という結論にたっした。
その後も全く気にすることもなく 緑毛共々に平気で嘘をつきまくっていて、多分行く先々でやっているのだろうと思う。そのくらいの軽さなのだ。

私達の世代とは違って、ミレニアム世代ツールは格段に多く 彼らは膨大な情報量の中を泳いでいるのだ。
アナログ世代の経験とミレニアム世代の情報量のミスマッチを比較するほどつまらないことはない。

例えばアナログ世代にアンダルスネスに行っていないのでは?と聞くと、行っていたら怒るだろうし 行っていなかったら恥ずかしくなる。
ミレニアムは、もう少し感情のバロメーターが低くなる。
行っても行ってなくても情報は簡単に手に入るのを 生まれながらに知っているので、極論行っても行ってなくても どっちでもいいでしょとなるわけだ。(ネットで仕入れた情報を教えるだけ。)
つまり仮想世界分野を受け入れやすいにくいは、世代間で大きく異なってくるのではないかと思う。
そうなると断然ミレニアム世代の方が、圧倒的にハードルが下がる。

アナログ発世代として そこを埋めようとは思わないが、ミレニアムは良くできるのに たまに驚くようなことができない人がいると聞いたことがある。
例えば、オーレスンの宿にいた緑毛のドイツ人は、何泊かしている宿の鍵を開けられなかった。
何でも自動化の流れのカラクリは、ここにある。

あのドイツ人がラウル山系の風景やオーレスンの写真を一枚も持っていなかったのは、フォトショはできるけど 単に興味がなかっただけだろう。

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鮭の量

5月29日

部屋の窓から庭を眺めて、春の訪れにあらためて気づかされた。
オーレスンの宿で出会ったドイツ人の女は、あそこの宿はものすごく寒かったわと言っていたが、恐怖のギザギザヒーターが、ほんのりと暖かい。(コペンで2段ベットからギザギザヒーターの上に落下して、足とお尻を黒くはれ上がらせたので恐怖。)
うっかり昼寝してしまいそうだが、後で起きられる自信がないので 重い腰をあげて出かけた。

途中、尾崎と出会って 戸を開けてくれて良い人そうだったが、そのまま素通りした。
(何故素通りしたかは後日書くことに。)
彼は気づいていないかもしれないが、私から見ればかなりの幸運の持ち主だと思う。
前回はヘレシルト、今日はアンダルスネス、どちらも宿前でバスを降ろしてもらっている。
こと私と言えば、定番の宿さがし、謎のルート変更、ガセ、インフォメ閉館、雨などなど言いだしたらきりが無いし、ドイツの鉄道を加えると尚更だ。
今日はラッキーボーイ尾崎がバスに同乗していたこともあり、ドライバー自ら「君たちはユースかい?」と生れて初めて聞くワードにソワソワした。

昨日もあのドイツ女曰く、駅から宿までどのくらいかと聞いたら、ほんの5分だという。
実際こうやってアップダウンの坂道を歩いているが 軽く2kmはあって、私の大荷物を知った上だったので 私は怒りで震えたが、今頃ドイツは緑毛と喜んでいるだろう。
寒い宿と聞いて高い宿に泊まるか 45kg大荷物背負って2kmの道のりを歩くか、どちらにしても私にとっていいことはない。さすがドイツ人ぬかりはない。

前置きは長くなったが、私はまず駅に向かった。
明日のオスロ行きの切符をどうしても手配しておきたかったし、もし明日乗れなかったら日数的にオスロ観光がなくなって、直接空港ホテルに直行しなければならない。
少し焦りながら、途中あのドイツ女お勧めのカフェに行き、ガラスに顔を押しあて 閉まっている店内を眺めながら「罠がすごいっ!」

駅に着くと、インフォメがあり ドアを開けると女子トイレだった。 そして駅の窓口は閉まっていて パソコンが一台あるだけだった。
何を言っているのか理解されないだろうが、この私ですら理解できない。
尾崎もウロウロと情報を探している様だった。

外に電車が停車していて駅員も見えたので、「切符はどこで買えますか?」と聞くと、私の持っているパンフを取って「ここに電話しろ。予約できる。」と言ってきたので、念のため明日電車でも買えることを確認した。

私はオスロまで同じ鉄道会社と思っていて、ここがラウル鉄道の始発駅だという事を知らなかった。
道理で道すがら景色がいいはずで、駅前にも古い電車を使ったカフェもあった。
街自体はこれといった感じもなく ラウマ鉄道に乗る観光客が1泊滞在するかなといった感じだが 少し外れた場所からはラウマ山系が見えて感動する。

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橋の上で、ぎょっとした。

5月29日

バスはアンダルスネスユースの前で停まり、アメリカン人熟年カップルと尾崎豊似の韓国もゾロゾロと降りてきた。
玄関の張り紙には〝空部屋あります。5時に戻ってきます。電話してください。〟と電話番号の書かれた紙がはってあった。

私はロビーに荷物を置き、アメリカ人達に「あなたここにいる?」と聞かれ、「5時まで出かけます。」と答えた。
「荷物置いてくの?」と怪訝な様子だったので、「ほら、こうやって目につきにくい所に置いてくわ。」といったが、誰か来て45kgの大荷物盗めるものなら見てみたい、といった気持だった。
あと2時間程あるので、時間潰しがてら散策して ついでに明日の準備もしておきたい。
アメリカ人達も荷物をロビーにドロップして出かけた。

玄関を出た所で「電話して。」の文字が目についたので、タブレットを取り出してみるとWIFIが使えたので、ルクセンぶりに使えないskypeで電話してみたらつながった。
呼び出し音の後に 留守番チックなメッセージ(ノルウェー語?)が流れ、いちよう伝言を残したが 果たして宿のオーナーなのだろうか?

私は道路沿いのベンチで一息ついていると、向こうから一台の車がやってきて キュキュッと砂ぼこりをたてて宿に入って行った。(早っ!)
私は走って宿に戻り、おばさんに「私が電話しました。」と言うと「だから来たのよ。」
(副音声ではおじさんしか登場していなかったと思いますが、確かにおばさんから鍵を受け取りました。ドイツ女の追記あるのでまたアップします。)

「5時に戻って来るから、部屋に入っていてちょうだい。」と、私は鍵だけ渡された。
それから宿泊するアメリカ人カップルの荷物が置いてあることも伝えると「じゃぁ、鍵渡しておいて。」と言ってきたので、「何時に戻って来るかわからないから。」と言った。
尾崎は、ちゃっかり鍵を受け取っていた。

部屋は六人部屋。
木造のノルウェーらしい家屋で温かみがあり、オスロに行く道すがら立ち寄った 観光地でもない田舎の風景にホッとした。

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宿に庭

5月29日

時間より遅く、余裕をぶっこいて受付のおじさんが戻ってきた。
私は荷物を引き上げ、一目散にバスターミナルに向った。
ここで心配性の方は、ひょっとして間に合わないんじゃない?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。何とかバスに間に合いました。

ただ、もしバスに乗り遅れても私個人の問題(責任)になります。
彼は宿からバスターミナルまでの時間考えて戻って来ていると言うでしょう、私がドンくさいだけだとも言いそうです。
モメタところで、チェックアウトの時に荷物を預けた方が悪いと言いだすでしょうし、
大人しくしていたら、仕方ないから緑毛と同じ部屋を使ってもいいと図に乗るでしょう。
いずれにしてもバスに乗り遅れたら、一泊分余計に支払って 緑毛ドイツのドア係をすることになったでしょうし、本当にバスに乗れてよかったです。

定刻にアンダルスネス行きのバスがきた。
私は運転手に行き先を確認してから 荷物を下に入れたのに、切符を買う時になって 別のバスに乗れとか言いだした。
また急いでバスに乗り換え(次の旅行は10kg以下で行くと心に誓う!)、席はハズレ。
前の中華二人が横4席使いたい様でソワソワしているし、後ろは電話でギャアギャア話しているし、異様だった。
途中で、フロムを北上したあたりから一緒だった韓国人の若い男が乗ってきて(尾崎豊似の) 半笑いで気味が悪かった。
彼はオーレスン2泊し、盗んだバイクで走りだしたのかもしれない。

ノルウェーのバスはよくできていて、交通機関の乗換がスムーズだ。
ドライバーがインカムでやりとりしながら、図ったようにバスや電車やフェリーがやって来るので、乗客としては一度乗ってしまえば楽だし、もし乗り継げなくても次発がすぐ来るという安心感がある。

都会なら可能だろうが、日に1、2本しかない過疎地の中長距離路線なのがポイントだ。
日本でもノルウェーでも近距離なら 駅までバスという感じが主流だが、日本の中長距離ってこんなに充実しているかなと思う。
インカムはどこにつながっているのか分からないけど、私の乏しい知識をもってしても 菅原文太と愛川欣也の無線くらいしか思いだせないし、そういうのではないと思う。
とはいえ時々ハブのバスターミナルで待たなければならないけど、ドル箱路線以外にも目を配っている感じがして、人口の少ないノルウェーで十分なインフラだと思った。

私はアンダルスネス手前のバスターミナルで 1時間程乗継のバスを待ち、尾崎以の韓国男と日本人らしき若い女と お互い話しかけることもなく、 3人とも陰キャで 亡霊のように椅子に座っていた。

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オーレスンの花
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